Introduction
- カーテンウォールシアターは、Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016のメイン企画として東京ミッドタウン芝生広場にて展開される体験型の大型インスタレーションです。広い芝生の上で風にたなびく全てのカーテンは、一人の体験者の脳波に反応して開閉します。自分でも意識できない程ミクロな情報が、広大な空間の様相を変化させる未知の感覚を是非体験して下さい。
Exthibition
- 期間 : 2016.10.14 (金) ~ 11.06 (日) *雨天一部中止
時間 : 体験 11:00 ~ 18:00
ライトアップ展示 18:00 ~ 21:00
- 会場 : 東京ミッドタウン(ミッドタウン・ガーデン 芝生広場)
参加費 : 無料 入場自由
六本木アートナイトスペシャルライトアップ
日時:10/21(金)・22(土) 18:00 ~ 22:30
PC制御されたカーテンと照明演出によるスペシャルライトアップ。カーテンの自動開閉により光と影の表情が刻一刻と変化する様をお楽しみいただけます。
Concept
- Rhizomatiks Architectureは、従来の建築概念+テクノロジーの視点から単純な受動的な空間ではなく、人が発するミクロな情報を読み取る能動的な空間インスタレーションの可能性を考えました。
人は空間の大きさによって行動や感情が制御されます。大きな空間であれば人はそこに集まり、壁に囲まれていればそこにはプライベートな場所になります。 ここカーテンウォールシアターにおいては、一人の脳波のよって全てのカーテンの開閉が制御され、空間を決定します。 またその空間の変容が、カーテンウォールシアター内部にいる人達の行動や感情を制御します。
もしも空間が"脳波"と直結したらどうなるか?そんな体験にあふれた実験的な建築物です。
Module & Control
- 幅2.5mの巨大カーテンが吊るされます。
- 脳波センサーを装着した一人の体験者の脳波に反応してカーテンが開閉します。
- 同様のシステムによって制御可能なカーテンを4辺に配し1つの空間とします。
- 同様の空間を6行6列に展開し、カーテンウォールシアターが完成します。風にゆれるたくさんのカーテンは、1人の参加者が装着する脳波センサーによってコントロールされ、一斉に開閉します。カーテンウォールシアターのなかでは、カーテンによって閉じられた視界が一気に開くなど、空間のひろがりがダイナミックに変化する様子を楽しめます。カーテンが開閉に伴って、内部にいる人間の空間認知(広い・狭い)/空間意識(プライベート・パブリック)が変化し、さらには目線/行動といった人の振る舞いも変化します。
Simulation
- 脳波デバイスを付けた体験者によって、計84枚にも及ぶこのカーテン群が制御されます。 体験者の"集中"に応じて、即時的に全てのカーテンの開閉度合いの変化することで、カーテンウォールシアターを取り巻く景色が劇的に変化します。
Making
Credit
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- Organizer
- 東京ミッドタウン
- Planning
- 株式会社リライト
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- Concept / Design
- Rhizomatiks Architecture
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- Creative Direction
- 齋藤精一
- Project Management
- 佐藤大地
- Computer Graphics
- 細野隆仁
- Technical Direction / Design
- 坂本洋一 (Rhizomatiks Research)
- Lighting/ Curtain Programing
- 元木龍也
- Web Design
- 藤井かおり